あなたの会社を繁盛させるヒント

お客が気づいていない雰囲気を感じ取る

経営とは本来顧客自身すら気づいていない「何となく○○」といった雰囲気を感じる、そうした繊細さの上で成り立つものなのである。人間は、毎日驚くほど多くの情報を受け取っている。その、何百何千といった情報を整理して、なんとなくといった感じで理解している。これを検証することを続けていると、自ずと第六感といえるような感覚が磨かれていく。こうした、なんとなくの気配を感じて、そこから経営を考えていくのが「気の経営」である。(内田游雲)

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内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

肌感覚が会社を繁盛させる

小さな会社を経営することにおいて重要な感覚は、やはり、お客の雰囲気を肌で感じることだ。
これが、商品を生み出したり、セールスコンセプトを作り出すポイントになる。
だから、なるべく、この感覚を磨くほうがいい。

これは、決して難しい事ではない。
感じることを素直に認めて、なぜそうなのかを自分で検証するだけでいい。

「なんとなく、~な感じがするな」

そう感じたら、それは、なぜ感じたのかを考えてみればいいだけだ。

人間というのは、毎日驚くほど多くの情報を受け取っている。
その、何百何千といった情報を整理して、なんとなくといった感じで理解しているものだ。
これを、気のせいとせずに、なぜそう感じたかをしっかりと分析して、仮説を立ててみればいい。
そして、後から、これを検証してみるのである。

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こうしたことを続けていると、自ずと第六感といえるような感覚が磨かれていく。
気配を感じられるようになるのだ。
こうした、なんとなくの気配を感じて、そこから経営を考えていくのが「気の経営」である。

こうなれば、

「お客が何を求めているのか?」

つまり、需要はどこにあるのかがなんとなくわかってくる。
需要があれば、あとは、それに合う商品を作るなり、探すなりして売ればいいだけになる。
経営とは本来お客自身すら気づいていない「何となく○○」といった雰囲気を感じる、そうした繊細さの上で成り立つものなのである。

社長は書を捨てて街に出よう

だから中小企業や個人事業のような小さな会社を経営する社長は、仕事場に閉じこもっているだけではなく、常にこうした感覚を意識的に磨く努力をし行く必要がある。
そうすることで、ライバルを圧倒する事ができるようになっていく。

しかし、こういったことは、いくら勉強したりしても身に付けることはできない。
昔の商売人は、これを丁稚奉公しながら身に付けてきた。
今は、幸いなことにそんなことしなくても、街に出て歩いてみたり、ネットで検索したりと、いろいろなものを見たり、聞いたり、調べたりすることで気配を感じていくことができる。

誰でも商売の肌感覚を身に付けられる

ただ、書物を読み勉強するだけでは、こうした雰囲気は感じることができない。
外に出て人の流れをみたり、人々の話をなんとなく聞いたりしながら、その空気を感じることが重要なのである。
さらに肌で感じたことをネットなどの情報を結び付けてみればいい。

現代は、昔の何倍もの情報が、簡単に手に入るようになったので、誰にでも商売の肌感覚も身に付けることが可能なのだ。

人の行動には必ず理由がある

全ての人の行動には、必ず理由がある。
人間は、何かを考え、感じ、そして、何かをしようと考えて行動する。
同じように、人の購買行動にも、ちゃんと理由があるのだ。

こうした気配や気の流れを感じ取り、仮説を立て、試してみて、事実を見つけ出すことだ。
そうすれば、商売のコツが見えてくる。
これを感じれるようになれば、あなたの会社を繁盛させることは、さほど難しくなくなる。

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