柔軟な発想が未来を拓く 経営の固定観念を見直そう

思い入れはプラスになるが思い込みはマイナスになりやすい

思い入れと思い込みは
似ているようで全く違う

思い入れは、何かに深く
思いを寄せることで
そこにはまだ、
客観的な自分がいる

それが思い込みに変わると
もはや、客観的な自分は
どこかに行ってしまい
真実が見えなくなる

こうなると判断を誤ったり
人の意見を素直に
聞き入れられなくなったりと
マイナスになってしまうのだ

人は思い込みに支配される

思い入れと思い込みは似て非なるものだ。思い入れは、物事に対して深く関わり、愛着を持つこと。そこにはまだ冷静な自分がいる。しかし、思い込みになると話は別だ。自分の考えを絶対視し、視野が狭くなる。こうなると判断を誤り、貴重な意見にも耳を貸さなくなってしまう。

経営者にとって最も危険な思い込みは、「自分の能力」と「自社の可能性」に対するものだ。「うちはこのやり方しか無理だ」「この業界ではこうするしかない」と決めつけていないだろうか? その思い込みが、実は成長の足かせになっていることも多い。

成功する経営者は、思い込みをうまくコントロールしている。失敗を「ダメな証拠」だと考えるのではなく、「成長の糧」だと捉え、軌道修正しながら進んでいく。逆に、「このやり方しかない」と固執してしまうと、時代の変化に対応できず、気づけば取り残されてしまう。

ビジネスの世界では、固定観念を持たないことが武器になる。市場の変化に柔軟に対応し、社員や顧客の声に耳を傾けることで、新たな可能性が見えてくるものだ。

自分の中の「これは当たり前」という思い込みを疑ってみよう。それができれば、会社の未来はもっと面白くなる。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。

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