A:「気」とは、一般的に目に見えないエネルギーのようなものとされている
「気の経営」の気とは何か?
そもそも、「気」とは、中国思想や道教や中医学(漢方医学)などの用語の一つである。一般的に気は、目に見えないエネルギーのようなものだと考えると理解しやすいだろう。
日本人は、昔からこうした「気」という存在を文化の中に取り入れて生きてきた。日本語の中にも、悪気、意気、陰気、運気、活気、寒気、換気、鬼気、空気、景気、元気、根気、殺気、士気、湿気、邪気、電気、天気、などといった具合に当たり前のように「気」という言葉を、常日頃から私たちは日常的に使っている。
この気は物や出来事にも存在する。だからこそ、人や物、更には出来事そのものに影響を与えているのだ。
そして、ビジネスの経営を行うということは、この「気」をコントロールし、自分の望むように影響を与えるというのが、「気の経営」の基本である。
だから経営者がやるべきことは、大小様々な世の中の「気」の流れを察知して、それをコントロールし上手く乗って行くことだ。だからこそ、こうした「気」について基本的なことだけでも知っておくことで、ビジネスにおいても大きな効果を上げることができるようになる。
気の経営という言葉は、こうした「気」という概念を基本にすれば、景気などの世の中の流れを理解しやす意上に、現実の経営手法や理論を効率的に利用できるという意味なのある。