探しているものは目の前にある

探しているものは意外と目の前にあったりする

人間は、見たいものしか
見ていないものだ

だから、目の前にあっても
自分が興味のないもの
考えの外にあるものは
認識できないのである

必要なものを探していても
それが、自分が意識して
いるものでない限り
見ることができない

必要なものが見つからない時は
自分の心の中の思い込みや
常識を疑ってみることだ

そうすると、意外に目の前に
見つかったりするものである

偏りのない視点で見直してみる

経営をしていると、
「足りないもの」
にばかり目がいくものだ。
資金、人材、アイデア・・・。
しかし、実はそれらはすぐそばにあるのに、自分の固定観念が邪魔をして気づけていないだけかもしれない。

人は、見たいものしか見ない。
だから、
「こうあるべきだ」
と思い込んでいると、それ以外の可能性をスルーしてしまう。
たとえば、
「優秀な人材がいない」
と嘆く前に、社内のメンバーに目を向けてみる。
意外な才能を持っている人がいるかもしれない。
「新しいビジネスチャンスがない」
と思っているなら、すでにある事業の中に未開拓の可能性が隠れていないか探ってみる。
案外、今あるリソースを活かすだけで、求めていた答えが見つかることも多いのだ。

常識や固定観念は、判断の指針にはなるが、時に視界を狭める厄介者にもなる。
「普通はこうだから」
「業界では当たり前だから」
といった理由で、新しい視点を閉ざしていないだろうか。
実はその「普通」が、単なる思い込みにすぎないこともある。

必要なものが見つからないと感じたら、一度立ち止まって、自分の考えを疑ってみることだ。
視点を変えてみると、
「こんな近くにあったのか!」
と驚く発見があるかもしれない。
探し物は、意外と目の前に転がっているのだから。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。

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