
未来を不安に思うことは
誰でも同じようにあるものだ
しかし、その不安を
大きく感じ過ぎて
現在の幸福さえ
感じられなくなっている人が
あまりに多いのである
今ある幸福を見ずに
将来の不安を見つめていては
せっかくある今の幸福が
感じられなくなるのだ
現在をしっかり見つめて
今に生きることが
じつは一番幸せに
なれる道なのである
幸福はあなたの目の前にある
未来の不安が今の幸福を奪う。
これは小さな会社の経営者にとっても、よくある話だ。
売上の先行き、資金繰り、競争の激化
考え出せば不安の種はいくらでも出てくる。
しかし、その不安にばかり囚われていては、今うまくいっていることや、手元にある大切なものを見落としてしまう。
未来を考えること自体は悪くない。
むしろ、経営者として先を見据えるのは当然だ。
しかし、不確定な未来をあれこれ心配しても、今すぐ解決できるわけではない。
つまり、頭の中でぐるぐると悩み続けることは、単なるエネルギーの浪費でしかない。
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルだ。
「今」に集中すること。
不安に思うより、目の前の顧客にもっと喜んでもらう方法を考える。
資金繰りに頭を悩ませるより、今日のキャッシュフローをきっちり管理する。
競争を恐れるより、自社の強みを活かせる工夫をする。
未来はまだ来ていない。
だからこそ、今を積み重ねるしかない。
そして、その「今」をしっかりと生きることができれば、気づいた時には不安なんてどこかに消えている。
経営も人生も、先のことばかり気にしていたら楽しめない。
軽やかに、今を大事に生きよう。
そうすれば、未来は自然とついてくる。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
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瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。