文句が多い人ほど人生がうまくいかない本当の原因

異議ばかり唱える人はそれに比例して苦悩もふえる

何かにつけて文句を言うことが
良いことだと勘違いしている人が
世の中には数多くいる

一瞬自分が偉くなった気がして
気分がよくなるかもしれないが
それはその一瞬だけである

文句を言うとそれに対する
反感が必ず返ってくる

これは善悪の問題ではなく
感情の問題なのだ

文句の多い人はそれだけ
文句を言いたくなることを
自分から引き寄せてしまい
その結果さらに苦悩が
増えることになるのだ

この世界は人の感情で動いている

文句の多い人というのは、得てして自分が頭がよく見えるとでも思っているふしがある。
何かにつけて異議を唱え、
「それは違う」
「納得できない」
と声高に言えば、あたかも自分が鋭い観察眼を持っているように感じるのだろう。
しかし、実際のところ、そういう人の周りからは人が離れていく。
なぜなら、世の中は理屈より感情で動いているからだ。

たとえそれが正論でも、相手の感情を逆撫ですれば、もうそれは
「ありがた迷惑」
なのだ。
そもそも批判というのは、相手の感情に対する鈍感さの表れであり、それが積み重なると、こちらに返ってくるのは反感と無視と、たまに逆襲である。
そうなると、文句を言えば言うほど、自分の周りに不快な空気が増えていく。
まさに
「自業自得のスパイラル」
である。

商売というのは、人と人との感情のやりとりだ。
笑顔でお金を出してくれるお客さんに、こちらも笑顔で応じるから、いい関係が生まれる。
そこに
「でも」
「だけど」
「それは違う」
が連発されれば、空気は重くなり、財布のひもも硬くなる。
だからこそ、文句を減らすことが、結果的に苦悩を減らす一番の近道になるのだ。

異議を唱える前に、まずひと呼吸。
粋な経営者は、文句よりユーモアで空気を変えるのである。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者(特にスモールビジネス)に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲の発行する【気の経営-メルマガ編-】(無料)はこちらから

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