好調な時こそ気をつけたい 事業のバランスを崩さないための考え方

仕事の順調に浮かれて安請け合いしない。好調に気を許して手を広げすぎない

人間は、好調な時ほど
落とし穴に落ちやすくなる

浮かれて何も
見えなくなってしまうからだ

だから好調な時ほど
慎重になる必要がある

調子に乗って手を広げると
すぐ潰れたりする

多くの会社が倒産する理由は
手を広げすぎたことである

好調であればあるほど
慎重に行動すべきなのだ

好調な時ほど落とし穴がある

仕事が順調だからといって、浮かれて安請け合いするのは危険だ。スモールビジネスの経営者ならなおさら、調子がいい時こそ気を引き締めるべきである。

ビジネスの世界では、好調が続くと「このままいける!」と錯覚しがちだ。財布の紐も緩み、つい事業を拡大したくなる。新しいプロジェクト、人の採用、設備投資……。でも、ちょっと待て。多くの企業が失敗するのは、まさに「手を広げすぎた」からなのだ。

好調な時には、必ず落とし穴が潜んでいる。売上が伸び、顧客も増え、未来はバラ色に見える。だが、まるで絶好調のジェットコースターが急降下するように、景気も市場も自分の運気すらも、いつどこで変わるかわからない。「今がチャンス!」と前のめりになった途端、足元の穴に気づかずズドン……なんてことはザラにある。

だからこそ、好調な時ほど慎重にならなければならない。無理な拡大はせず、資金繰りを見直し、慎重に次の一手を考える。幸運に浮かれず、悲運にも動じず、粛々と目の前の仕事をこなすことが、ビジネスを長く続ける秘訣だ。

景気の波に乗るのは悪くない。ただし、サーフィンと同じで、波の変化を読めないと一瞬で飲み込まれる。好調だからこそ、しっかりとバランスを取ること。調子に乗りすぎず、でも軽やかに。そんな経営を心がけたいものだ。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者(特にスモールビジネス)に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
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