起業は大変だと誰もが思うかも知れないが、これは、やり方が間違っているだけだ。小さな会社を作って起業するのが一番リスクが少ない。起業する人は、初期投資ゼロ、仕入れゼロのビジネスを考えて、それをやればいい。ここを間違わなければ、起業はほとんど失敗しなくなる。重要な事は、金をできるだけかけないということだ。(内田游雲)
profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
起業は決して難しくない。以下のたった4つのポイントに気を付けるだけでいいのだ。
(1)お客の欲している物やサービスを提供する
(2)自分の好きな事・得意なことで仕事を道楽化する
(4)お客の欲しているものと、自分の好きな事との共通点を見つける
(3)そのお客がどこにいるかを見つけ伝える方法を考える
ここだけできれば、起業は誰でも簡単にできる。そして、あと一つ重要な事は、金をできるだけかけないということだ。
97%が失敗する起業
しかし、中小企業の倒産割合のデータを見ると起業後1年以内に廃業する会社は、30%とも40%ともいわれ、3年以内で70%、10年以内に 廃業する割合は93%とも言われている。つまり、100社のうち残るのは7社だけだということだ。これでは、起業は大変だと誰もが思うが、これは、やり方が間違っているだけなのだ。
会社が倒産する理由は一つしかない。
「不渡りで倒産」
これだけだ。
正確には、資金ショート。
会社が倒産する理由は、仕入れ先や銀行に対して支払いができなくなってしまう「資金ショート」。つまり、
「借入金や仕入代金を支払うことができなくなった場合」
これだけが倒産する場合なのである。
会社は、赤字でも倒産しない。さらに、赤字だと税金もかからない。この辺りは、実際に経営してみないと実感がわかないかもしれない。
失敗しようがない小さな起業
だから、まず借り入れは0で起業することだ。こうすれば、倒産の唯一の理由である、「資金ショート」が起き得まなくなる。
さらに仕入れを0に近づけると、もう潰れる理由そのものが存在しなくなる。
私が、こうして考えたのが今の仕事だ。
私の会社は、創業から数えれば40年以上経っているが、今の仕事に転換する前は倒産の危機と隣り合わせだった。
何億もの借り入れをして、それで、会社を運営する。
今考えると、ほんと綱渡りだ。
これは、私だけではなくて、多くの中小企業の社長が、今現在、直面している現実でもある。
どんなに黒字経営であっても、資金ショートすればそれでお終いだ。
資金ショートする理由はたくさんある。
経営不振
取引先の倒産
デフレによる利益の低下
銀行の貸し剥がし・・・
中小企業の社長の悩みの8割は、 資金繰りだといってもいい。ホント大変である。
だから、これから起業する人は、初期投資ゼロ、仕入れゼロのビジネスを考えて、それをやったほうがいい。
起業の理想は従業員ゼロで
いま、既に経営をしている場合には、徐々にこの方向を目指していくことだ。難しいこと考えなくても、普通に、月100~200万円位なら稼げるようになる。小さな会社を作って起業するのが一番リスクが少ない。そして現代は、それが可能になっている。今は、ホントいい時代だ。
ネットのインフラがこれだけ整備されて、しかも、すごく安い。そして、それがさらに下がり続けている。今後も、ネットインフラは どんどん無料へと近づいていくことになる。だったら、これに寄生して ビジネスやるのが美味しいことになる。
そうすれば、
初期投資0円
借入金0円
そもそも、初期投資ゼロだから、銀行などから金を借りる必要はない。
仕入れも0円
ぜーんぶゼロ。
つまりそれは、絶対に倒産しない会社だということだ。
だからリスクゼロ・・・
こんな夢のようなビジネスが、今は、誰にでもできる時代なのである。しかも、ほとんどの人がリスクが怖くて簡単なのに起業しないので、ライバルもほとんど出現しない。
やらなきゃ損。
それが、現代の起業なのである。