起業をする場合、初期投資をして、さらに広告費をかけ、仕入れをしてだと、一度失敗したら再起不能になってしまう。そして、失敗すれば、最低でも数百万円、多ければ数千万円以上の借金を個人が背負わされてしまう。この部分が、じつは、起業を難しくしてきたのだ。しかし、ネットを使えばリスクがほとんど0で起業して、そこそこの金持ちになることは誰でもできる。つまり、今は、失敗しないで起業することが誰にでもできるようになった。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「洩天機-運の研究」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
ほとんどの人が起業することができない
私は以前から、事あるごとに、次のようにずっと言い続けてきた。
「雇われでは収入は増えない」
「小さな会社で起業したほうがいい」
さて、それから、何年経っただろうか。
結果・・・みんなほとんどやらない。
実際に起業する人がものすごく少ないのだ。まあ、だから、日本には豊かで自由な人がとても少ないということなのである。
しかし、こう聞いて思われたはずだ。
「そんなに簡単に起業なんか、できる訳無いだろう!」
まあ、そう思うだろう。ふつーはね。
なかでも、一昔前の考え方をするひとほど、こう思うようだ。
ふつーじゃないネットの時代
しかし現代、特にネットの時代はふつーではないのだ。
これまで、初期費用0円で始められるビジネスなど、通常は、この世の中に存在しなかった。これは、もう人類の歴史上ほとんどなかった。現代は、ネットを中心に考えれば、そうした商売がゴロゴロ創り出せる。しかも、原価がほとんど0で、利益率が限りなく100%に近い、とんでもない商売が、いくらでも創れる時代なのである。
だから、ネットを使えば小さな会社を起業して、そこそこの金持ちになることは誰でもできるし、ほんとうは、とても簡単なことなのだ。しかし、みんなできないし、そもそもがやろうとすらしない。
みんな、「金」が嫌いみたいですな。
私は、「金」大好きなんで、 小さな会社を経営している(笑)
だいたい、世の中の95%の人は、
「なんとなく、金持ちになりたい」
「なんとなく、成功したい」
「なんとなく、自由で豊かになりたい」
これぐらいしか思っていない。だから、なんとなく願いがかなわないだけだ。このなんとなくを止めて、 具体的に動き出せさえすれば、かなりの確率でうまくいく。
商売の絶対的な成功法則
そもそも、商売というのは人によって内容が全く異なるので、商売の絶対的な成功法則というものは成り立たない。おそらく、千人の敏腕コンサルタントに、どうしたら商売が成功できるかと 訪ねたら、千通りの答えが返ってくることになるだろう。つまり、唯一絶対の商売の成功法則なんてものは存在しないのである。
しかし、視点を変えてみると別の考え方が浮かんでくる。それは、失敗をしない方法はあるかという視点である。成功の反対は失敗である(単純に考えればいい)。そうであれば、失敗しなければそれは 成功に限りなく近づくことになるのだ。
それでは、失敗とは、何を意味するかというと、
「失敗とは、それがなんであれ、その目的地に到達できないこと」
である。だから、厳密に言えば世の中には、商売の成功者は存在しない。存在するのは、失敗した人と失敗していない人だけなのである。そして、失敗する原因はただ一つ 「諦めること」だ。
では、諦めなければどうなるだろうか。それは、失敗しないということだ。諦めなければ、いずれは目的の地に辿り着くことができる。
つまり、失敗を防ぐ方法はただ一つ。
「あきらめないこと」
これに尽きるのである。
こうしてみると商売成功の法則は、いたって単純なところにある。それは、成功するまであきらめないことなのだ。
小さな会社だから成功法則が存在する
ところが、これまでの商売のように、初期投資をして、さらに広告費をかけ、仕入れをしてだと、一度失敗したら再起不能になってしまう。そして、失敗すれば、最低でも数百万円、多ければ数千万円以上の借金を個人が背負わされてしまう。
これでは、さすがに辛い。当たり前のことであるこの部分が、じつは、商売を難しくしてきたのだ。
これを、ネットで初期投資や仕入れが 限りなく0に近くて、さらに、広告費も余りかからない商売をやれば、「成功するまであきらめないこと」 が可能になる。つまり、今は、失敗しないで起業することが誰にでもできるようになったということなのだ。
「できない」ではなく「やらない」だけ
では、なぜ多くの人が起業できないのか。
本当はできないのではない。ただ、やらないだけだ。
起業そのものは、それほど難しい話ではない。
『商売の知識が無い』
『何から手をつけていいかわからない』
『環境が変わるのが怖い』
『ほんの少しの投資をするのが怖い』
それだけなのだ。
だったら、勉強するなりセミナーに参加するなり、コンサルタントを雇うなりして、さっさと行動すればいい。そうすれば、誰でも起業して成功することができるのだ。