
他人の言動は
自分自身が受け入れない限り
それで傷つくことはない
では、何があなたを
傷つけているのだろうか
思い出してほしいのは
他人の言動に激怒する時は
たいてい自分の中に劣等感があり
それを刺激される場合が多いのだ
普段から気にしている部分に
触れられたり指摘されたりした時
人は激怒するのである
それは、自分の中にある
劣等感や嫉妬などが
相手の言葉を刃(やいば)に
変えているのだ
他人の言動というのは
本来は何の力も持っていない
だから、自分がそれをどのように
受け止めるかだけなのである
しかし、多くの人が
他人と比べることで
自分の存在価値を計っている
つまり他人と比べて少しでも
自分のほうがいいと思いたい
いいと思われたいのだ
こうした感情がが刺激されることで
人の言葉に自ら傷つくのである
劣等感と嫉妬に振り回されるな
経営をしていると、どうしても他社が気になるものだ。
あの会社は急成長している、この社長はメディアに取り上げられている・・・そんな情報が耳に入るたびに、「うちも何かしなきゃ」と焦ることがあるだろう。
だが、ちょっと待て。その焦りの正体は、劣等感や嫉妬ではないか?
もしそうなら、その感情に突き動かされて動くのは危険だ。
なぜなら、劣等感や嫉妬を原動力にした行動は、冷静な判断を欠き、本来の自分の強みを見失うからだ。
他人と比較しても、答えは見つからない。
なぜなら、会社ごとに経営のスタイルも、顧客も、強みも違う。
大事なのは、「自社は何を大切にするのか?」という軸を明確に持つこと。
自分の価値を自分で認め、それを磨くことが、成功への一番の近道だ。
「隣の芝生は青い」と思うのは自然なこと。
しかし、その青さに惑わされて、自分の庭を放置しては本末転倒だ。
他人を気にする暇があるなら、自分の会社の強みを最大限に活かし、唯一無二の存在として輝かせよう。
そうすれば、劣等感や嫉妬に傷つくこともなくなる。
ビジネスはマラソンだ。隣のランナーを気にしてペースを乱すより、自分のペースでしっかり走ろう。
焦らず、ぶれず、自分の道を行くのが、結局は最も遠くへ行く方法なのだから。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
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瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。