
人は、どこか特別なところに
チャンスがあると
つい勘違いをしがちである。
しかし本当のチャンスは
身近にこそあるものだ
目の前のことを
しっかりとこなすことで
現実のチャンスを手に入れる
ことができていたことを
後から気づくものなのだ
チャンスを見つけようと
探せば探すほど
目の前にあるチャンスから
遠ざかってしまうのだ
チャンスはたいてい目の前にある
チャンスは意外と身近にあるものだ。小さな会社を経営していると、「もっと大きな市場に行けば」「もっと特別な出会いがあれば」と、遠くのチャンスを求めがちだ。しかし、実際に成果を生むチャンスは、目の前に転がっていることが多い。
大事なのは、派手な成功話に惑わされず、今できることをしっかりやることだ。例えば、既存の顧客との関係を深めること、新しいアイデアを試してみること、目の前の業務を少しでも改善すること。こうした積み重ねが、いつの間にか大きな成果につながる。
しかも、チャンスはいつもチャンスの顔をしているとは限らない。時には「ピンチ」や「面倒ごと」の顔をして現れる。クレーム対応、予想外のトラブル、急な変更。これらを前向きに受け止めてしっかり対応すれば、ピンチがチャンスに変わることもある。
「チャンスを探す」のではなく、「目の前のことを丁寧にこなす」こと。これこそが、実は一番の近道だ。遠くを見て立ち止まるより、まずは足元のチャンスを拾い上げよう。気づいた頃には、それが未来への扉になっているはずだ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
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瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。