あえて動かないことも解決につながる

武田信玄の旗指物の言葉に
「風林火山」がある

これは孫子からとった言葉だが
ここでも同じことが書かれている

人生には動くべき時と
動かないほうがいい時がある

動かないことと同じくらい
動くことで失敗するのだ

大事なのは状況を客観的に
観察し機を見ることである

不動如山が最も重要な言葉

風林火山(ふうりんかざん)は、甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物(軍旗)に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し)の通称である。

これは、『孫子』・軍争篇第七を部分的に引用したもので、この中でも、私は特に不動如山の部分が重要だと考えている。

問題が起きた時に、バタバタしてしまっては却って問題が拡大していくことが多いものである。そこを敢えて動かずに、じっとしていることで、問題の本質が見えてくる。

さらに、世の中は、一番困っている人間が最初に動くものだ。そこを見据えて、カウンターを当てることで、問題は最小の労力で、さらに最善の形で解決していく。

問題が起きた時に、敢えて動かないことも重要な方法だと知っておいたほうがいい。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。

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