商品を売る時は「誰に何を売っているか」を意識する

商品を売る時に、それぞれの年代ごとに反応しやすいジャンルがある。つまり、誰をターゲットにするかで、どのジャンルの商品なら売れやすくなるかが、大体見えてくるのである。これが見えてくれば、商品を売ろうとするときに、誰に何を(どのような価値を)売るかといった考え方を入れていくことで、引き付けやすい年齢ごとのプロモーションを展開していくことが可能になる。(内田游雲)

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お客を惹きつける三大分野

「お金」「恋愛」「健康」これは、商品を売る時に、お客を引き付けやすいと言われている三大分野だ。つまりマーケティングを仕掛ける時に、この三つの分野が効果が出やすいジャンルとなる。

さらに、このジャンルには、中心になる年齢層が存在する。

「恋愛」は、比較的若い層、つまり、20代~30代が中心となる。
「お金」は、40代~50代が中心。
「健康」は、60代以上が中心だ。

もちろん、あくまで中心であって、それ以外の世代がいないということではない。これらの年齢を中心に円を書いていくと、おおよそのイメージがつかめてくる。

さて、これが意味するところは何かというと、商品を売る時に、それぞれの年代ごとに反応しやすいジャンルがあるということだ。つまり、誰をターゲットにするかで、どのジャンルを使えば売れやすくなるかが、大体見えてくるのである。

もちろんこれは、あくまで一般論であり、実際には、ジャンルだけではなくその商品がどのような価値を提供しているかを定義して、誰に何を売るかということを明確にするのだ。

ワインをどの客層に売るか

例えば、あなたがワインを売りたいとする。そうすると、20代~30代をターゲットにするなら、合コンのようなワイン会を安価で楽しむ会を主宰していくことで、20代~30代を中心にした客層を集めることができる。

40代~50代がターゲットなら、異業種交流会のようにして、ビジネスチャンスを見つける会にする。60代以上であるならば、赤ワインのアンチエイジング効果など、健康テーマで組み立てることができる。

このように、同じワインという商品であっても、ターゲット層を変えて集客することが可能になる。これは、どのような商品や、サービスであっても同じだ。

その商品を売ろうとするときに、誰に何を(どのような価値を)売るかといった考え方を入れていくことで、引き付けやすい年齢ごとのプロモーションを展開していくことが可能になる。

常に誰に売るかを意識する

商品を売る為には、ただ売るのではなく、その商品やサービスを通じて、誰に何を売っているかが重要になっていく。

その商品がどれだけ良いかをただ伝えるのではなく、誰にとってどのようにいいのかを伝え、どこにその商品の価値があるかを考えることが、本当のマーケティングとしての考え方になる。

ここのところに頭をひねってみることだ。それが、新しい顧客の開拓にもなり、無駄な価格競争から逃れる道でもあるからだ。

常に、誰に来て欲しいのか?
その人たちは、何を求めているのか?
そして、どのような事に常日頃、興味を多く持っているのか?

こうしたことを考えながら、商品を売るアイディアを出していけばいい。そうすることで、あなたのビジネスは、必ず繁盛していくようになる。

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