最近の、ビジネスにおいてのトレンドは、ネットでの販売であったり、SNSであったりと、メールや手紙、DMといった媒体に対しての意識が低くなっているが、ビジネスを作る上で、絶対に必要になるのが、このメールや手紙、DMによるアプローチのための顧客台帳なのだ。顧客台帳の重要さを理解し、もし、まだ無いのであれば、早急に作るようにしたほうがいい。それを充実させ増やすように努めることだ。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
以下の記事で、ビジネスモデルの一つのパターン「フロントエンド」と「バックエンド」について説明した。
【参考記事】:
お客へのアプローチが重要
この、フロントエンドとバックエンドを作ることは、つまり、お客の前に階段をつくって、自分からそこを昇ってきてもらう、そんなイメージだ。
しかし、ただ黙っているだけで、お客がその階段を昇ってきてくれるはずもない。階段ができたら、今度は、そこをちゃんと昇ってきてもらわなければいけないのだから、次に必要なのは、階段を上るように誘導していくことだ。
具体的に何をするかというと、メールや手紙、セールスレターや電話などでアプローチして誘導していく。
最近の、ビジネスにおいてのトレンドは、ネットでの販売であったり、SNSであったりと、このようなメールや手紙、DMといった媒体に対しての意識が低くなっているが、実際のビジネスを作る上で、絶対に必要になるのが、このメールや手紙、DMによるアプローチだ。
顧客台帳の重要性を理解する
ビジネスモデルを作ったら、次の階段にお客さんが間違えずに移動してくれるように、メールや手紙、DMを使ってアプローチしていく。このときに、重要なのがハウスリストだ。
ハウスリストとは、自社独自でもっている顧客(見込客も含む)のリストのことだ。つまり、顧客台帳である。これがないと、メールや手紙などでアプローチをすることができず、階段状のビジネスモデルも成立しない。
だから、ビジネスを軌道に乗せようとするなら、このハウスリストをいかにして集めるかということを、仕組みの中に入れておかなければ上手くいかない。
この顧客台帳の大きさが、そのまま売上げに比例していく。つまり、顧客台帳の数が2倍になれば、単純に売上も2倍になっていくし、3倍になれば売上も3倍になるということだ。
顧客台帳に必要な項目
さらに、どのような情報を、この顧客台帳に記録しておくかというのも重要になる。
まず、アプローチする為の情報、すなわち、住所、氏名、電話番号、さらにはメールアドレスやSNS情報などだ。
そして、アプローチのきっかけになる情報、
生年月日
家族構成
家族の生年月日
こうしたデータがあれば、いろいろなチャンスを見つけることができる。
さらには、嗜好。つまり、何が好きかということだ。あるいは、商品やサービスを利用してくれた時の感想などもあると利用できる情報が広がっていく。
こうした顧客情報は、詳しいほど、アプローチの為に生み出すアイディアは、広がっていくものだ。
顧客台帳のリストを集める
とっかかりは、どのようなアプローチでもかまわないのだが、最終的にこのハウスリストをどう集めていくかを常に考える必要がある。
もちろん、最初から完璧な情報が作れるわけではないが、徐々に充実させていくことで、ライバルを圧倒する大きな力となる。このリストさえ集め、充実させることができれば、あなたのビジネスは成功したも同然だ。
まずは、この顧客台帳の重要さを理解し、もし、まだ無いのであれば、早急に作るようにしたほうがいい。そして、既に顧客台帳があるのであれば、それを充実させ、さらに増やすように努めることだ。
このリスト数が増えれば増えるほど、あなたの会社やお店の売上は安定し増えていくことは間違いない。