新規客を集めるタイミングを間違えなければ集客は簡単になる

会社やお店の売上は「ニーズ(Needs)」によって引っ張られている。つまり売上が高い時期は、お客が集まりやすい時期ということもできる。繁忙期が偏っている理由は、多くのお客が「ニーズ(Needs)」をきっかけに商品を購入しているからである。そうなると売上の高い時期にタイミングを合わせて、新規集客を行えば、反応が高くなるということだ。だったら、そこで集客するのが正しいということになる。(内田游雲)

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内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

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会社や店の売上は「ニーズ(Needs)」によって引っ張られている。つまり売上が高い時期は、お客が集まりやすい時期ということもできる。だからこそ、忙しい月にこそ、新規客を集める努力をするべきだ。

しかし、ほとんどの小さな会社の社長が暇な時期を何とかしなければと思い、そのタイミングで思いついたように販促を行って、その結果、経費をドブに捨ててしまうことになっている。

【参考記事】:

いつ集客をしたらいいのか

あなたが仮に、飲食店を経営していたとして、新規客を集めやすい時期はいったいいつだろうか?

これは、当然、忙しい月になる。一般的には12月や8月ということになるだろう。その理由は簡単で、例えば、釣りをする時に多くの人が明け方に行くのは、その時間帯のほうが昼間よりも魚が多いからだ。

昼は魚があまりいない。
明け方が魚が一番多い。

同じ餌、同じ竿を使うのであれば、当然のことながら、魚の多い時間のほうが絶対に釣れるのだ。逆に言うなら、そこに魚がいなければ、決して魚は釣れないということでもある。魚がそこにいなければ100%釣れるわけがないのだ。

では、いつ新規客を集めればいいのだろうか?

これは間違いなく、忙しい月にこそ、新規客を集めるべきなのだ。つまり売上が高い時期は、お客さんが集まりやすい時期でもあるということだ。

飲食店であれば、多くの行事がある月が、当然、売上が高くなる。この時期には、お客さんがたくさん集まっている。そういった「現象」が起きている。その理由はなんであれ、そこで釣り(集客)をしないで、いつするのだろうか?

つまり、売上の高い時期にタイミングを合わせて、新規集客を行えば、反応が高くなるということだ。

暇だから販促をするのは間違い

しかし、多くの会社や店が、このタイミングを間違える。
「2月は暇になるから、何か販促をしなければ」
こう考えてしまいがちなのだ。

では、2月はなぜ暇なのかを考えてみればいい。2月は消費者にとって買う必要性(ニーズ)が少ないから暇なのだ。

閑散期に広告しても反応が悪いのは当然

誰でも、毎日外食して食べたい(ウォンツ)が、全員が、毎日外食ができるほど裕福な暮らしをしている訳ではない。必要性が無ければ、やはり我慢をする。

そんな時期にいくら割引チラシを配っても、いつもより、反応が悪くなるのは当然である。

セブンイレブンによる節分の挑戦

しかし、
「当然とはいってもそこを何とかしなければ。」
そう考えて行事を作ってしまった会社がある。
それがセブンイレブンの「恵方巻キャンペーン」だ。この恵方巻は1989年にセブンイレブが仕掛け2000年代以降に急速に広まった。

実際に、それ以前に「恵方巻」という行事は一般的に存在していない。つまり、節分に「恵方巻」を食べるという行事をセブンイレブが作り出した。その理由は、おそらく2月の閑散期の売上を高くしようと考えたからだろう。

しかし、こういった行事を新しく作るということは、膨大な宣伝キャンペーン予算が必要で、しかも、長期間にわたって浸透させる必要がある。あなたの会社や店が、セブンイレブンほどの資金力があれば別だが、そうでなければ、行事を作ることなど現実には不可能だ。

普通は、多くの会社や店が暇な時期を何とかしなければと思い、そのタイミングで販促をして、その結果、経費をドブに捨てているのだ。

ここで、もう一度コトラーの言葉を、思い出してみて欲しい。

ニーズ(Needs)とは、
「人間が生活上必要な、ある充足状況が
 奪われている状態(欠乏状態)のこと」

ウォンツ(Wants)とは、
「ニーズを満たすための、
 特定のモノが欲しいという欲望のこと」

繁忙期が偏っている理由は、多くのお客が「ニーズ(Needs)」をきっかけに商品を購入しているからだ。つまり、行動を起こしやすいということ。だったら、そこで集客するのが正しいのである。

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