
今の自分の周りにある環境は
すべて自分自身によるものである
自分に都合のいい環境でも
都合の悪い環境でも同じである
あなたの器と同じような環境が
周囲にもたらされているのだ
その環境を変えたいのであれば
自分が成長するしかない
責任は自分にあることを自覚し
自分を変え成長する努力をする
そうすれば自分の成長と共に
いつの間にか環境も変わっていく
自分が成長しない限り
同じ環境のまま苦しみ続けるのだ
自分が成長して考え方を変える
人生がうまくいかないと感じたとき、
「運が悪い」
「人間関係が面倒くさい」
「環境がダメなんだ」
そう嘆きたくなる気持ちはよくわかる。
だが、結局のところ、その環境を引き寄せているのは他でもない、自分自身なのである。
ちょっと耳が痛いかもしれないが、これは経営者としての現実的な視点だ。
たとえば、周囲に不満ばかりのスタッフが集まってくるのなら、それはあなた自身が
「不満を許す空気」
を出している証拠だ。
逆に前向きで優秀な人が集まる会社は、経営者がすでにその器になっているからこそ、そういう人たちが寄ってくる。
つまり、環境はあなたの
「写し鏡」
なのだ。
だから、環境を本気で変えたいなら、まずは自分の考え方のクセを見直すことから始めるべきだ。
たとえば、何か問題が起きたとき、
「どうしてこんなことが起きるんだ」
と嘆くのではなく、
「これは自分に何を教えてくれているのか?」
と問い直す。
このクセひとつで、見える世界は驚くほど変わる。
スモールビジネス経営者が陥りがちなのは、
「スタッフを入れ替えればうまくいく」
「場所を変えれば売れる」
そう思ってしまうこと。
しかし、自分が変わっていなければ、結局また同じ問題が再発するのがオチだ。
環境をリフォームする前に、自分の内側の
「経営脳」
をリフォームしたほうが、よっぽど早くて確実だ。
環境を変える魔法のスイッチは、他人でも制度でも時代の流れでもない。
鏡に映った自分の中にこそある。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者(特にスモールビジネス)に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。