商売を構築する為の三つの方向性

『商売を構築する為の三つの方向性』

一般的に言って、商売を考える上で、三つの方向性がある。それが、(1)手軽・便利さ(2)高品質(3)顧客密着。この三つの方向性だ。この三つの方向性は、どれか一つの方向性を、徹底的に追及することで、強いUSP(ウリ)が生まれる。まずは、自分の商売はどの方向性を選ぶのか?ここを明確にしていくことである。それが経営戦略の基本となっていくことになる。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「洩天機-運の研究」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

一般的に言って、商売を考える上で、三つの方向性がある。

それが、

(1)手軽・便利さ
(2)高品質
(3)顧客密着

この三つの方向性だ。

ここでは、解りやすいように、飲食業を例にとって説明していく。

手軽・便利さの追求

まず、

(1)手軽・便利

この方向性の代表格が、「マクドナルド」や「サイゼリア」だ。価格が安く、誰でも手軽に立ち寄ることができる。注文してから出てくるまでの時間も短く、さらに、日本中どこへ行っても同じ味だ。

これは、手軽で便利という方向性を目指した商売である。
この方向性の良さは、お客を集めやすいことにある。

安い・早い・そこそこの味

当然、利益を出すためには、お客の数を追う必要があり、多店舗化と資本力が必要になる商売の方向性だ。また、この方向は価格競争に巻き込まれやすくなる傾向がある。

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高品質の追求

次の
(2)高品質

これは、高級フレンチなどが該当する。
高品質を追求するので、価格帯も当然高い。
利用するお客の側も、当然服装に気を使い、ハレの利用が中心となる。
さらに、店舗の内装などのにかけるコストも高く、始めるにあたって、ある程度の資金が必要になる。

品質を追求した結果、お店の雰囲気、料理、接客、こういった全てが高品質になっていく。
当然、価格も高く設定されることになる。

ただ、注意しなければいけないのは、こうした方向性は、東京などの大都市圏や、そのお客をターゲットにするしか、基本的に成り立ちにくい。地方においては、こうした高級店を利用できる客層の絶対数が小さくなってしまうからだ。

顧客密着の追求

最後の

(3)顧客密着

これは、近所の常連さんで賑わう「小料理屋」と考えればいい。
そこそこの価格と内容で利用しやすく居心地がいいので何度も足を運んでしまう、そういった店だ。

席に付いたら、
「いつものください」
これだけで、注文が成り立つお店である。

お店と、お客、さらにはお客同士の目に見えない交流があって、それが心地よさを生み出している店となる。

なんとなくイメージできるだろうか?
これは、飲食業に限らず、全ての業種において、みられる方向性だ。

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どれか一つを選んで特化する

以上の3つの方向性は、それぞれ違うので、同時に追求することは難しい。
なぜなら、どこを選ぶかによって、経営の仕方が変わっていく上に、その選んだ方向性によって、USP(ウリ)が変わってくるのだ。

だから、中途半端に、全部を目指すことはできない。
どれか一つを選んで特化しなくてはいけないものである。

(1)手軽・便利であるという方向性を選んだら、それは、高品質とは矛盾することになる。「安い」「早い」そして「うまい」はありえないのだ。

あるのは、
「安い」「早い」「それなりにうまい」
これだけである。

だから、マクドナルドで1500円のハンバーガーは、基本的に売れない。逆に、高級フレンチで、マクドナルドのようなハンバーガーを出したら、お客さんは怒るだろう。

この三つの方向性は、どれか一つの方向性を、徹底的に追及することで、強いUSP(ウリ)が生まれる。

まずは、自分の商売はどの方向性を選ぶのか?

ここを明確にしていくことである。
それが経営戦略の基本となっていくことになる。

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