売上を10倍にする5つのステップ

世の中のほとんどの経営者が、もっと売上や利益を増やしたいと思っている。しかし、望み通りにそうできる人は、経営者の中でも一部でしかない。同じことをしていては同じ結果にしかならない。未来を変えたければ、理想を明確に掲げ、それを実現するための新しい視点や仕組みから、行動のステップを組み立てていくことで、初めて現実へ向かっていくことが可能になるのだ。(内田游雲)

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内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

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おそらく、ほとんどの経営者が、
「もっと売上を上げたい!」
「増やしたい!」
そう思っているだろう。

しかし、望み通りにそうできる人は、経営者の中でも一部でしかない。特に小さな会社の経営者は、ほとんど実現できていない。それは、どこに原因があるかと言えば、やはり、理想を描いてもそこに到達する為の道筋を描くことができないからだ。

目指す売上は明確に決める

まずは、目指す売上を自分で明確に決めることだ。

これをいい加減に、
「もっと売れたらいいな」
「もう少し利益が増えたらいいな」
そうふわっと思っているだけでは、結局のところ何も変わることはない。

それは、そこに具体性がないからだ。具体性がないと、人は行動できないし、行動しない限り何も変わっていくことはない。

例えば、売上を10倍にするという理想を持ったとする。この時に、どうすれば10倍になるかということを描けなければ、具体的な行動に移せないし、行動がなければ実現もできない。そのためには、まず何をどうすれば10倍にできるかという知識を、身につける必要がある。

ほとんどの場合、同じことをしていたのでは、年商を10倍にすることはできないだろう。もちろん、たまたま、何かが流行に乗って話題となり、爆発的なヒットを生むこともある。しかし、それはあくまで偶然であり、たまたまうまく行っただけに過ぎないのだ。

一般的に年商を10倍にするという目標を確実に実現しようとするのなら、その目標を実現するための新しい知識やスキルが必要となる。こうした知識やスキルがあって、初めて現実的な道が見えてくることになる。

理想だけで終わっていないか

次にそれを自分の今の現状に照らして大雑把に組み立ていく。大雑把にとはいっても、なんとなくではいけない。ちゃんと数字の分析をする必要がある。経営とは、どこまで行っても数字なのだ。

いくら計画を立てたからと言って、それが現実と合っていなければ、まったく意味をなさない。今の現実の数字があって、そこから具体的な数値目標を決め、それが実現が可能であるかどうかを確認し、実現できるような計画を織り込んでおくことが必要になる。こうして、どの方向にどうやって進むのかを決めることで、はじめて将来が望む方向に動き出すことになる。

今と全く違う視点や仕組みが必要になる

さらに、実際に行動に移してみると、現実との食い違いも発見できる。食い違いがあれば、計画を調整してさらに実行していくのだ。そうすれば、およそどのような理想でも実現することが可能になる。

しかし、多くの人が、最初の理想を描くことで終わってしまっている。そのため、現実に理想を実現できる人は、ほんの、ひと握りになってしまうのだ。

売上を10倍にする5つのステップ

売上を増やすために大事なことは、
(1)理想を具体的に描く
(2)必要な知識を得る
(3)実現するための実行計画を立てる
(4)実行する
(5)修正し、さらに実行する
この流れを確実に、こなしていくことだ。

そもそも、売上を10%UPくらいなら、気合を入れて、部下を鼓舞するだけでなんとなく届くものだ。しかし、10倍にしようとしたら、全く違う視点や仕組みが必要になる。気合だけでは、どうにもならないものだ。

しかし、最初の理想が明確に描けていないから、変化することができずに、同じことをやろうとしてしまう。そうすると、今とほとんど変わらない状況が続くことになるだろう。

未来を変えたければ、同じことを知ていては同じ結果にしかならない。理想を明確に掲げ、それを実現するための新しい視点や仕組みから、この5つのステップを組み立てていくことで、初めて現実へ向かっていくことが可能になるのだ。

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