経営を考える上で効果的な考え方は、物事をシンプルに考え単純化することだ。その為には、問題を判断するための基準を持つことである。明確な判断基準があれば、解答も見つけやすいし修正も容易になる。経営が難しく思えたり、何をしていいか解らないのは、この基準となる考やえ方が無いからだ。これができれば、あなたの商売の問題点が、はっきりと見えてくるし対応策も立てやすくなる。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
6つの基準ポイントを見直す
多くの小さな会社の社長が、経営に悩み、夜も眠れない状況を過ごしている。
こうして書いている私も、夜中に変な汗かいて、飛び起きたことが何度もある。
このような時というのは、何をどうすればいいのか解らない。
何からやっていけばいいのか判らない。
そんな迷路に入ってしまったような状態が続いている状態だ。
そんな時に、必要なのが、問題をシンプルに判断するための基準を持つことである。
明確な判断基準があれば、解答も見つけやすいし修正も容易になる。
商売の売上は、次の式で表すことができる。
・売上方程式
【売上=顧客数×購入回数×客単価】
そして、この方程式から売上を上げるための6つの打ち手が導き出される。
・顧客数を増やす
1)既存客の流出を防ぐ
2)休眠客を掘り起こす
3)新規客を獲得する
・購入回数を増やす
4)来店頻度を上げる
・客単価を上げる
5)商品単価を上げる
6)一度の購入点数を増やす
もし、商売で売上に悩んでいるなら、この6つのポイントを見直してみて改善していくといいだろう。
売上に関与しない経費に注意
この時に注意することは、どれか一つだけを行うのではなく、全体を見てそれぞれが上がるように組み合わせていくことだ。
また、現在行っている施策が、上記のどのポイントに属するものかをしっかりと意識してやっていく。
逆に言えば、この6つに属さないことは、売上には全く関連しないということだ。
もちろん会社やお店を経営するためには、これ以外の経費も必要になる。
しかし、売上に関連しない部分をいくら増やしていっても、売上は直接的に改善することはないのである。
中小企業や個人事業などの小さな会社では、経営資源(人・モノ・金)に限りがある。
その少ない経営資源をいかに効果的にこの6つのポイントに配分し効率化するかが、売上を増やしていく最大の方法となるのだ。
このシンプルな売上方程式
【売上=顧客数×購入回数×客単価】
ここから導き出されるものをしっかりと頭に入れておくことだ。
経営判断の基準を持つ
経営を考える上で、効果的な考え方は、物事をできる限りシンプルに考え単純化することだ。
これができれば、あなたの会社やお店の問題点が、はっきりと見えてくるし対応策も立てやすくなる。
経営が難しく思えたり、何をしていいか解らないのは、この基準となる考え方が無いからだ。
・売上方程式
【売上=顧客数×購入回数×客単価】
というのは、この経営の基準となる最も基本的な部分である。
ぜひ、常に頭の中にこれを置くようにしておくことだ。
そして、何か問題が起こったら、または、商売を成長させたければ、この基本に基づいて考えを進めることである。
そうすることで、迷うことなく問題に対する解決策や、経営に対する判断をしていくことができるようになる。