感情をコントロールすることで経営が改善できる

感情をコントロールすることで経営が改善できる

社長の持つ感情はそのまま、会社の業績に大きな影響を与えている。特に、僻(ひが)み、妬(ねた)みといった負の感情が、自分自身をも傷つけ、不幸な運命を引き寄せ、業績を悪化させていくものだ。だから常に心の状態を観察していて、ネガティブな感情に囚われたら、直ぐに体を動かすようにして、ネガティブな感情を短時間で変えることができるようしておくことだ。ネガティブな感情をスグに変える習慣が付けば、いつの間にか会社の業績も改善していく。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「洩天機-運の研究」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

社長の感情が業績を左右する

会社の業績は、社長によって大きく左右される。これが、小さな会社になればなるほど、社長と会社の業績はイコールになっていくものだ。

社長の持つ感情はそのまま、会社の業績に大きな影響を与えている。特に、僻(ひが)み、妬(ねた)みといった負の感情が、自分自身をも傷つけ、不幸な運命を引き寄せ、業績を悪化させていく。

人間は、そのままでいると、どうしてもこういったマイナスの感情に引き寄せられていくことになる。こうして会社の業績の悪化は、社長の心の中のマイナスの感情が引き寄ていくのである。

だから、中小企業や個人事業のような小さな会社の社長は、常に自分の感情を観察して、自分の中に生まれてくるマイナスの感情をコントロールすることが求められるのである。

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負の感情が商売を妨げる

小さな会社が商売を成功させるためには、社長が自らの心の状態を常にコントロールする必要がある。逆に自分の感情にコントロールされてはいけないのだ。

あなたの感情は、何らかの思考の結果である。ある思考が似たような思考を増幅したり、心の中で内的会話を生むきっかけとなり、それが感情を決めていく。つまり多くの感情は、自分の心の中で連鎖的に作られていくものなのだ。

もちろん、全ての感情を抑制しコントロールする必要はない。そもそも、そんなことはできる訳もない。コントロールしなければいけない感情とは、僻(ひが)み、妬(ねた)み、怒り、さらには、混乱、恐怖、無力感といった、ネガティブな心の状態のことだ。

人は誰であっても、こうした負の感情に陥ることがしばしばあり、それが、あなたの会社の成功の妨げになっていくのである。

折に触れて体を動かす習慣を持つ

負の感情をコントロールする

このネガティブな心の状態を、最も手っ取り早く変える方法は簡単で、ただ身体を動かすことである。気分が落ち込んだり、気分が滅入ったりしたら、スグに立ち上がって散歩にでも出かけてみることだ。

体の状態を変えることによって、心の状態も変えることができる。なぜなら心と体は、とても密接な関係にあるからだ。

誰でも経験があると思うが、激しい運動をしたあとは、たいていスッキリして気分がよくなるものだ。ただ、速足で歩いたり、または走ったり、泳いだりするだけで、気分がよくなり、頭の働きも活発化していくのである。

感情を感情でコントロールしようとしてもなかなか難しいのだが、体で感情をコントロールすることは、じつは、容易にできることなのだ。

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折に触れて体を動かす習慣を持つ

私も、気分が落ち込んだ時には、20分~30分ほど歩いて気分転換をする。体験的に断言できるが、体を動かすことは、いつでも心の状態にいい影響を与えるものなのである。

まずこのことを、しっかり覚えておくといい。そして、簡単な運動でいいので、自分に合ったものを見つけて、せひ体を動かす習慣を身に付けることだ。

これは、何でも構わない。歩いても、走っても、泳いでも、更には踊ってOKだ。自分が好きで、楽しくできる運動を一つ見つけておくといい。

そして、常に心の状態を観察していて、ネガティブな感情に囚われたら、直ぐに体を動かす癖をつけていくのだ。こうすることで、ネガティブな感情を短時間で変えることができるようになる。

ネガティブな感情をスグに変える習慣が付けば、いつの間にか会社の業績も改善していく。

特に小さな会社の社長は、こういった習慣を必ず持つようにすることだ。あなたの会社は、社長であるあなたの感情に連動しているのだから。

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