あなたがビジネスを繁盛させるために、やらなければいけない事は、お客にあなたの扱っている商品やサービスを購入するのなら、あなたの会社やお店から買うことが、そのお客にとって一番いいという価値観と世界観を、あらゆる機会をとらえて、お客に伝えて教育をすることである。こうすることで、初めてお客は、あなたの会社やお店の価値を認識する。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
ビジネスを繁盛させるには、次のステップを踏んでいく必要がある。
(1)あなたの会社やお店を知ってもらう(認知)
(2)認知見込客を集め
(3)成長させ(価値観の教育)
(4)最初の商品を購入してもらい(新規客)
(5)成長させ(得意客化)
(6)固定客にし
(7)成長させ(ファン客化)
(8)維持する
つまり、お客を集めて、育てていくという流れが絶対に欠かせない。
では、この育てるというのは、どういうことかというと、あなたの会社やお店の価値観や世界観を教育することである。
価値観や世界観に共感を得る
教育というと、先生が生徒に教えるみたいだが、そんな堅苦しいものではなく、あなたの会社やお店の持つ価値観や世界観をお客に伝えて理解してもらい、さらに、その価値観や世界観に共感してもらうことだ。
そもそも、この価値観や世界観とは、どういうことなのだろうか。
ここは少し解りにくいので、簡単な例を挙げて説明する。
例えば、「象」という動物がいる。小学生以上なら誰でも知っているだろう。まず、この象の特徴をあげてみて欲しい。。
身体が大きい
鼻が長い
耳が大きい
灰色をしている
しっぽが小さい
アフリカやインドに生息している
・
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まだまだ特徴をあげられる。
では、この特徴を持った動物を「象」というのは、何故だか解るだろうか?
それは、誰かが、
身体が大きい
鼻が長い
耳が大きい
灰色をしている
しっぽが小さい
アフリカやインドに生息している
・
・
・
こうした特徴を持った動物を「象」という名前を付けたからだ。
見たことなくても認識できる
では、なぜ私たちは、実際には、ほとんどの人が動物園以外で見たことが無いのに、
身体が大きい
鼻が長い
耳が大きい
灰色をしている
しっぽが小さい
アフリカやインドに生息している
・
・
・
こうした特徴を持った動物が「象」だと知っているのだろうか?
それは、子供の時に、親や先生、絵本とか、そうしたものによって、
身体が大きい
鼻が長い
耳が大きい
灰色をしている
しっぽが小さい
アフリカやインドに生息している
・
・
・
こういった特徴を持った動物は「象」なんだと教育されてきたからである。これがもし、「象」はピンク色をしていると、教育されたとするならば、「象」はピンク色なのだ。
つまり、
身体が大きい
鼻が長い
耳が大きい
灰色をしている
しっぽが小さい
アフリカやインドに生息している
・
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・
こうした特徴を持った動物は「ゾウ」として認識できるのは、子供の時に教育されたからに他ならない。このようなことは、私たちの生活のあらゆる面で存在している。
ビジネスにも世界観が必要
たとえば、あなたがメルマガを出して商売をやっていこうとしたときに、
メルマガは
「毎日出したほうがいい」
のだろうか?
それとも、
「週1回ほどのほうがいい」
のだろうか?
Aさんに尋ねれば、
「ほとんどの人は、毎日数多くのメールを受け取っているので、毎日出さなければ、埋もれてしまって読まれない。」
こう答えるかもしれない。
また、別のBさんに尋ねれば、
「毎日出すと、迷惑メールに入りやすくなるので、週1回くらいのほうがいい。」
こうした答えが返ってくる。
このどちらが正解かというと、どちらも正解なのだ。
Aさんは、メルマガは毎日出すほうがいいという価値観・世界観を持っているのに対し、Bさんは、メルマガは週1回位がいいという価値観・世界観を持っているということなのである。
Aさんは、「メルマガは毎日出す」という価値観や世界観を持っていて、それを発信して教育をしているということだ。
Bさんは、「メルマガは週1回位がいい」という価値観や世界観を持っていて、それを発信して教育をしているのである。
さて、あなたが会社やお店を繁盛させるために、やらなければいけない事は、お客にあなたの扱っている商品やサービスを購入するのなら、あなたの会社やお店から買うことが、そのお客にとって一番いいという価値観と世界観を、あらゆる機会をとらえて、お客に伝えて教育をすることである。こうすることで、初めてお客は、あなたの会社やお店の価値を認識する。
これが、お客を育てるということである。