負の人間関係を整理する

目標を達成するためにやるべきことで、とても重要なことは人間関係を整理することである。そもそも1人の人間が関係性を築ける数はそれほど多くない。必要な新しい人間関係を築く為には、古い人間関係を整理して、空きを作る必要があるのだ。何かが去っていくことは、幸運なことであり、去っていく人や物を惜しんではいけない。(内田游雲)

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

悪影響の人間関係を整理する

目標を達成するためにやるべきことで、とても重要なことは人間関係を整理することである。

全ての人の人間関係には、プラスとマイナスがある。単純な言い方をすれば、あなたにとって、いい影響を与えている人と、悪い影響を与えている人だ。人間関係を整理する基本は、悪い影響を与えている人間関係をバッサリ切っていくのが、目標を達成するくコツになる。

両手いっぱいに荷物を持って、さらに、もっと物を欲しがっても手に持つことはできない。新しいものを手に入れたかったら、まず、両手いっぱいの荷物を捨てる必要があるのだ。人間関係も同じである。目標を達成するために必要な、新しい人間関係を築く為には、古い人間関係を整理して、空きを作る必要がある。

これを、負の人間関係の整理と私は呼んでいる。

エネルギーを奪う人を整理する

そうはいっても、人間というのは、複雑なものだから、ある面では、いい影響を与えてくれる人が、ある面では悪い影響を与えたりしている。これを単純化するためには、あくまで経済的な面を中心に考えていく。経営者であるならば、まずここを優先すればいい。

まずは、自分の役割、つまり経営にとってプラスなのかマイナスなのかで考えてみる。あなたの人間関係の中で、経済的に良い影響を与える人と、悪い影響を与える人、さらには、そのどちらでもない人に分類する。

ここでは、あくまでも経済面だけを考えるようにする。いろいろな面で考えると、結局判らなくなってしまうので注意が必要だ。まずは、経済面に絞って、あなたに悪い影響を与えている人をピックアップする。これは、わりと見つけやすいだろう。

そして、ピックアップした人の中で、いろいろな面を考慮した上で、整理する人を決めていく。

具体的な手順としては、手帳やスマホの連絡先、スカイプ、ラインなど、この辺を見てコンタクトを取ってる人で、名前を聞くだけで心がネガティブな感覚になる人がいるはずだ。そういう人とは、連絡取る意味がまったくない。こういう人からどんどん整理していく。

整理する相手が決まったなら、その人との連絡を全て断っていく。電話番号、メアドは削除、ライン・スカイプはブロックをする。ここは、自分の感覚でさっさとやっていく。

こうした相手は、エネルギーを奪う人なので、整理したほうが結局はうまくいくようになる。ただ、無理するとトラブルになるので時間をかけて上手にやることだ。

このようにしてひたすら負の人間関係を整理していく。人間関係の整理ができないと、目標を達成するために、一生懸命努力しても、結局、元の状態に引戻されたりするので、思い切って整理していくことが必要だ。

関係性を築ける数は多くない

人生を振り返ってみると不思議なもので、必要な時期には、ちゃんと必要なものが用意されていたことに気がつく。だから、人や物が去っていっても、何も恐れることはない。それどころか、新しい人が入る場所を空ける為に去っていくのだから、何かが去っていくことは、幸運なことであり、去っていく人や物を惜しんではいけない。誰かが去っていくということは、そこに新しい人が訪れる前兆である。

人間が関係性を築ける数はそれほど多くない。その大事な席を、不要な人にうめられてしまうことほど、運気が悪くなることな無いのだ。怖れずに、不要だと思ったら、さっさと整理してしまうことだ。

必要な時には、また新しい人が現れてくるものである。

内田游雲の発行する【気の経営-メルマガ編-】(無料)はこちらから

関連記事

  1. 経営者にとって大切なものは仕事への覚悟である

  2. ビジネスとはお客の生活を護ることである

  3. 社長に必要な資質は勉強熱心さと人間性

  4. あなたの起業の仕方は間違っている

  5. 会社でどれだけ頑張っても給料に反映しない

    社長はまず自分のために金を稼げ

  6. ビジネスを繁盛させるには熱い思いが必要になる

error: Content is protected !!