勝ち組と負け組を分ける要因

勝ち組と負け組を分ける要因

ただネットを利用するだけの人間なのか、それとも、そこに仕組みを作ることができる人間なのか、この違いが、今後の格差の元になる。スマホや、タブレットでは、ネットの利用はできても、ネット上の仕組みはなかなか作れない。パソコンを使えないと、広告で誘導される側になるだけで、広告で誘導する側にはなれない。お金を使わされる側にはなれても、お金を稼ぐ側には、なかなかなれないのである。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「洩天機-運の研究」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

パソコンを触らないと負け組になる

現代は驚くほどの格差が生まれている。

これは、昨今よく言われる富の格差とは少し違う方面の話だ。もちろん、富の格差は生まれてくるのだが、問題はその原因の部分に起きている格差の問題である。現代の格差とは、それはPCのスキルの差なのである。

以前は、高年齢層がパソコンが苦手だという傾向があった。しかし、今は、20代、30代もパソコンを触らない人が増えている。これは、スマホやタブレットの普及により、全部それで済ましてしまい、パソコンを触らない人が増えてきているということだ。じつは、パソコンを触らないということは、インターネットを使ったほとんどの経営的な利点を放棄することになっている。

私のところにも、時々、
「パソコンは持ってないのですが、スマホだけでネットを使って稼げませんか?」
こういった問い合わせがある。

スマホや、タブレットでは、ネットの利用はできても、ネット上の仕組みは、なかなか作れない。もちろん不可能ではないが、とにかく効率が悪いのである。だから、パソコンを使えないと、広告で誘導される側になるだけで、広告を出稿する側にはなれないのだ。お金を使わされる側にはなれても、お金を稼ぐ側には、なかなかなれないのである。

もちろん、スマホやタブレットを大画面のTVやディスプレーにつないで、キーボードをつなげれば作業効率はUPするが、それはもはやスマホやタブレットではなくパソコンと同じである。

どうも、パソコンなんか古い、今は、スマホやタブレットで全部できるのが、かっこいい。そんな勘違いをしている人が、とにかく増えてきている。しかし、効率を考えればパソコンに軍配があがることになる。

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お金を稼ぐ人とお金を使う人の二極化が起きる

つまり、

ネットを利用して稼ぐ人
ネットでお金を使う人

この二極化が進んでいるということだ。

つまりパソコンを触れる人のほうが、より効率的にコンテンツを作ることができ、そこから集客して稼ぐという流れを作ることができ、それによって格差が生まれているのである。

ネット上に、
仕組みを作り上げることができる人なのか?
それを利用するしかできない人なのか?

これが、そのまま所得格差や富の格差につながっていくことになる。

特に、これからは、小さい会社こそチャンスを得る時代になる。こうした新しい流れは、会社を中心にしていた社会から、個人の関係性を中心にしていく社会だ。中でも特にポイントになるのが、インターネットを使った集客や、マーケティングということになる。

お金を稼ぐ人とお金を使う人の二極化が起きる

ネット上に仕組みを作れるかが鍵

2013年頃に、スマートホンが一気に普及した。これは、携帯電話がスマートホンになったという単純なことではなく、多くの人がコンピューターを身につけて、持ち歩くようになったってことだ。これによって、高齢者もネットを、あたりまえのように利用する時代に入った。

おそらく今後10年位は、この形は変わらないだろう。むしろ、コンピューターのウェアラブル化によって、この流れはさらに進んでいくことになる。

そんな中で、ただ、インタ-ネットを利用するだけの人間なのか?
それとも、そこに仕組みを作ることができる人間なのか?

この違いが、今後の格差の元になるのである。

だから、特に中小企業や個人事業者のような小さな会社の社長は、パソコンのスキルを身に付け、インターネット上に仕組みを作り上げる必要がある。パソコンが苦手だからという言い訳は、もう通用しなくなっているのだ。

飲食店のような店舗であっても、現在、ネットからしっかりと集客できていないところは、どんどん困った状態になる。今までと同じ考え方でやっていたのでは、売上げがどんどん下がっていくだろう。これからのビジネススタイルは、インターネットを通じてお客との人間関係を構築していくところにある。だから、まずパソコンを使って集客できるようになる必要があるのだ。

技術的にはそれほど難しい事ではない。むしろ、慣れの要素のほうが大きいものである。できる限り早くパソコンを触って慣れていくほうがいい。

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