文章を書くことがネット集客の第一歩

ネットを使って集客をする場合には、そのほとんどにおいて文章が使われている。つまり、ネットを使うには、文章を書くという作業が必ず必要になる。何らかの形でネットをビジネスに利用したいとしたら、文章を書くということに、とにかく慣れ、そして習熟する必要があるのだ。ネット上では、そのほとんどが文章をきっかけに始まっている。だから、文章が書けないととにかく話にならない。(内田游雲)

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めてスモールビジネス経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「運の研究-洩天機-」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

内田游雲の発行する【気の経営-メルマガ編-】(無料)はこちらから

よくネット上などでは、コンテンツマーケティングとかメールマーケティングといった耳慣れない言葉が散見される。これは、ブログやメールなどで集客やセールスを行う方法のことで、基本的な流れはブログの記事やメールを定期的に出し、その読者に、セールスをするということだ。

ネットから集客するスキル

売る商品やサービスは何であってもかまわないが、それを、インタ-ネットを使ってビジネスを行うというだけのことである。

こうして書いてみると、いたって単純なことだ。しかし単純なことだが、やってみるとこれがなかなか大変である。とにかく、文章を大量に書く必要がある。それも、相手に理解できる言葉で大量の知識を提供しなければいけない。

たいていの人が数回やると、それでギブアップしてしまう。これが、コンテンツマーケティングやメールマーケティングで、多くの人が挫折する根本的な理由である。

もっとも、これは、ブログやメールに限らない。インターネットを使って集客をする場合には、そのほとんどにおいて文章が使われている。つまり、ネットを使って商売を行う為には、文章を書くという作業が必ず必要になるのである。

だから、まず最初に、文章を書くことに慣れなくてはいけない。

どれくらい文章を書くのか

一つのメールを書くときに必要な字数は、大体1000~1500文字、ブログの場合には、2000~4000文字、つまり400字詰め原稿用紙で、2~10枚の分量になる。

実際に出すメールの場合は、これでは少し長すぎるので、ここから、推敲していくことになる。例えばメールを毎日出す場合には、毎日、原稿用紙で、2~3枚の文章を書き続けるということになる。

ネット集客は職業作家の生活に近い

これがブログ記事の場合には、原稿用紙で5~10枚、毎日、作文の宿題が出る状態と同じだ。そして、数週間、頑張っても2~3ヶ月でたいてい、ネタ切れになる。ここからが本当の勝負所だ。
ここで辞めてしまうか、歯を食いしばって書き続けるかで、ネット集客の成否を握っているのだ。

こうした生活は、ビジネス経営というよりは作家の生活に近いかもしれない。
私も、仕事について聞かれると、職業は物書きです。といった会話をすることが有る。それくらい文章を毎日書くことがネット集客に関する仕事なのだ。

まず文章を書くことに慣れる

何らかの形で、インターネットをビジネスに利用したいとしたら、文章を書くということに、とにかく慣れ、そして習熟する必要がある。メールの読者を集めようとするなら、やはり、魅力的な文章を書いて、それを、ブログなりSNSで発信しそこから、共感してくれる人にメールアドレスを登録してもらうことになる。

とにかく、ネット上では、全てが文章をきっかけに始まっている。だから、文章が書けないととにかく話にならない。

では、この文章はどうすれば上手くなれるのかというと、まずは、他人の文章を読むことが最初だ。これは、小説でもなんでもいいのだが、とにかく文章を沢山読んでおくことが、自分の文章の引き出しを多くしていく。

だから、できるだけプロの書いた文章を読むことだ。できるかぎり本を読むことだ。出版される書物は、たいてい校閲が入っている。だから、文章の論理ミスや表現のミスは修正され、完成された文章となっている。最近では本を読む人が少なくなって、ネットで文章を読んで満足している人が多いが、文章を書く側に回るには、できるだけ本を読んだほうが文章力がつく。

さらに、その文章から、ヒントを得て新しいアイディアが生まれることもある。アウトプットができない時は、インプットを増やすことだ。そうすれば、自然と書くアイディアは生まれてくるものだ。まずは、書いて!読んで!書いて!読みまくる!

あとは、とにかくこれを続けることである。

書き続けるためには速度も重要

文章は、昔であれば、ペンを握って書くのだが、今は、パソコンのキーボードを打つことになる。(タブレットやスマホで文章を書くことは、スピードが上がらないのでお勧めしない)

ここでも、ポイントが一つある。それが、タイピングスピードだ。文章を、自分の思考の速度に合わせて書くためには、それなりのタイピングスピードがどうしても求められることになる。

最低でも、ブラインドタッチができるようになっておいたほうが、スムーズに書いていくことができる。
さらに、キーボードのショートカットを覚えることで、入力スピードは格段に上がる。

文章を書く速度を上げたければ、音声入力も利用してみることだ。最近の音声入力は十分に実用レベルに達している。こうした様々な工夫をすることで、数倍の速さで文章が書けるようになるだろう。

ネットでの集客と一言でいっても実際に行うとなると、文章を書くだけでも、このように様々なスキルが要求される。もちろん、これもやっていくうちに自然と上達していくから、まずは、始めて、そして続けることだ。

そうすれば、自ずと文章能力は上達していくものである。

【参考記事】:

内田游雲の発行する【気の経営-メルマガ編-】(無料)はこちらから

関連記事

  1. 小さな会社はお客に自分で階段を上ってもらおう

  2. 商売の基本となる売上方程式

  3. 小さな会社は割引クーポンで集客してはいけない

  4. 顧客生涯価値(LTV)を正確に把握しておく

    最初の利益を放棄するともっと儲かるのにそれができていない

  5. ネットから集客する為の基本原則

  6. 小さな会社は拡大を目指さない

    経営者はなぜ会社を拡大しようとしてしまうのか

error: Content is protected !!