目標とするゴールを設定することは、おそらく、あなたの人生で最も重要な行動の一つになるはずだ。そして、設定したゴールによって得られる利益や、求める理由が多いほど、あなたが必要な行動を起こす可能性も高くなっていく。目標とするゴールの設定ができると、次に自分が何をするべきかがはっきりしてくる。あとは、設定したゴールへ向けて、優先順位をつけながら行動してくだけだ。(内田遊雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトのテーマ「気の経営」とは、この世界の法則や社会の仕組みを理解し、時流を見極めて経営を考えることである。他にも運をテーマにしたブログ「洩天機-運の研究」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
誰であっても、段階的ゴールを設定するだけで、成功へ確実に近づくことができる。
【参考記事】:
ここでは、その段階的なゴールを効果的に設定する方法について、詳しく具体的に説明しておくことにする。
段階的なゴールを設定する方法
まずは、しばらくの間、誰にも邪魔されないような、居心地のいい場所を見つける。
できれば、電話なども出なくていいようにしておくといい。
そして、目標とするゴールを設定できるだけの十分な時間を確保する。
これは、おそらく、あなたの人生で最も重要な行動の一つになるはずだ。
だから、必ず取り組んでほしい。
それでは、具体的な手順について説明する。
まずノートに、ゴールを書くためのページを用意する。そして、人生の主要な6分野の最終目標とゴールを設定していく。
人生の主要な6分野とは、次の6つである。
(1)仕事
(2)経済状況
(3)健康
(4)精神性・感情
(5)人間関係・家族関係
(6)知識・教育
その上で、6分野すべてに目標とする詳細なゴールを設定していくのだ。
この時に忘れてはいけないのが、自分の夢をしっかりと確認しておくことだ。経営の目標とはいえ、あなたの人生の夢や抱負がすべての基本になる。むしろ、小さな会社の社長にとって経営の目標と人生の目標はほぼ一体となる。
自分の夢を基本にして、その夢にとって一番重要なものを選び目標とするゴールを設定していくのだ。

短期・中期のゴールを設定する
まず6分野のうち選んだものに対して、短期・中期のゴールを設定することから始め、徐々に長期のゴールを作っていく。
ノートには、それぞれの部門ごとに短期のゴールを一つか二つ書き込む。この時に、間に行を空けておくこと。そして、それぞれの目標の下に、なぜそのゴールを設定するのかの理由を箇条書きで書いていく。
間に行を空けておく理由は、先へいって、さらに目標とするゴールが発揮師としてくる場合がある。この時に追加しやすくしておくためである。
さて、その目標とするゴールは、あなたにとって、どのような意味があるのか。
そこに到達したら、あなたには、何が手に入るのだろうか。
ここを明確にして、その内容をどんどん書き込んでいく。
その設定したゴールによって得られる利益や、求める理由が多いほど、あなたが必要な行動を起こす可能性も高くなっていく。
長期のゴールは最後に設定する
これと同じことを、短期、中期のゴール全てに対して書き出していく。そして、それが出来上がったら、長期のゴールに対しても同じことを行う。なぜ、長期を最後にするかというと、いきなり長期的なゴールを設定すると、そこで止まってしまって、書けなくなるからだ。
誰であっても10年、20年後の姿を想像することは、とても難しいものである。だから、まず短期、中期と目標となるゴールを設定した上で、長期のゴールを考えていくようにする。
そして、長期のゴールが決まったら、中期のゴール、短期のゴールへと戻り、全体の整合性を調整する。
こうすることで、スムーズに、長期・中期・短期の詳細な目標とするゴールを設定できるようになる。
ゴール設定ができると、次に自分が何をするべきかがはっきりしてくる。
あとは、設定したゴールへ向けて、優先順位をつけながら行動してくだけだ。

自由であることを忘れてはいけない
最後に、重要な注意点がある。
人は自分で目標を設定すると 今度はその目標に縛られることになる。何が何でも決めたゴールを達成できなければいけないと思いこむのだ。
しかし、 世の中は常に移り変わっている。 そして 周りの環境や色々な条件が変化をしていく。 だから 自分で決めた目標といえど それに縛られる必要はない。むしろ、縛られてはいけないのだ。
あなたは自由である。
自分で決めた目標でさえも、あなたを縛るものではない。
世の中の流れをしっかりと 俯瞰し、それに合わせて自分の目標も変化させていく。さらには、自分の生き方 さえも変えていくことだ。
これこそが人生をハッピーに生きるための一番の基本と言っていい。
何ものにも囚われない。
何ものにも縛られない。
そして、これこそが『気の経営』の真髄でもあるのだ。